英 名: Dandelion Root
和 名: セイヨウタンポポ
学 名:
Taraxacum officinale
科 名: キク科 タンポポ属 多年草
使用部位: 根
産 地: ハンガリー・ポーランド・ドイツ
香りと味: やや土や草っぽいマイルドな苦味
主要成分: 苦味質、イヌリン、ミネラル類
※ 注意・禁忌 ※
・ 重篤な胆嚢炎、胃腸障害のある方、キク科アレルギーの方はご使用をお控えください。ヒトに対する安全性について、通常量のハーブティーとして摂取する場合は安全と言われていますが、一方、妊婦・授乳中・小児の安全性に関してのデータが少ない為、現時点では少量摂取が良いのでは?と考えています。
ダンデライオンという名前は、16世紀頃ヨーロッパのある医師が葉のギザギザがライオンの歯を連想させることからdent-de-lionと名付けたと言われています。葉は根もとに集まり深い鋸歯のある長楕円形で、黄色または白色の花を咲かせます。ゴボウのような根をもち、地下50cmに達するものもあります。
以前、イギリスでメディカルハーブを学んでいる時に「さまざまな場所で繁殖している植物、特に薬効を持つハーブは、必ず多くの人々の役に立つ」と教えられました。ダンデライオンはどこにでも生えていて身近にあるため、その大切さは気づかれずにいます。残念なことに多くの方が厄介な雑草と考えているようですが、根から花まで丸ごと使えるとても価値のあるメディカルハーブです。ヨーロッパで薬草として用いられるようになったのは15世紀頃といわれ、漢方でも蒲公英(ぼこうえい)の生薬名で根が使われるなど、長い間、世界中のハーバリストは薬用として利用してきました。
ダンデライオン(セイヨウタンポポ)はヨーロッパの原産で、日本タンポポとは別の種類です。この外来種タンポポは生命力&繁殖力が強く全国各地のあちこちで見ることができます。そのため、在来種である日本のたんぽぽは少なくなっています。見分け方はとても簡単で、花を支えている緑色の総苞片(ガク)が反り返っているのがダンデライオン(セイヨウタンポポ)、花にピッタリくっついているのが日本のたんぽぽです。
ダンデライオンルートは、老廃物の排泄(デトックス)や体質改善に役立ちます。特に、苦味質フィトステロールは強肝作用に優れています。また、豊富に含まれるオリゴ糖の一種イヌリンは、便秘や皮膚疾患、消化不良、さらには疲労回復作用などを持っています。
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<その他>
※ 1日に2杯(ティーカップ1杯分、約180ml)を目安にお飲みください。
※ 原料の供給状況や季節により、ハーブの産地が変わることがありますのでご了承ください。
※ メディカルハーブには様々な作用がありますが医薬品ではありません。あくまでも健康維持や予防、不調を整える目的でご利用くださいますよう、お願い致します
※ 妊娠中の方、薬を服用されている方、持病のある方でメディカルハーブを飲用される場合、事前にかかりつけの医師もしくは京都かほ里までメールでお問合せ下さい。京都かほ里スタッフの薬剤師・メディカルハーバリスト・メディカルアロマセラピスト・漢方薬生薬認定薬剤師が、出来るだけわかりやすく丁寧に対応させて頂きます。