ゼラニウムは南アフリカ原産フウロソウ科の多年草植物で、17世紀初頭、喜望峰を航海した船員がヨーロッパに持ち込んだのが始まりとされていて、19世紀頃から南仏のグラース地方で商業的生産が始まりました。
ヨーロッパでは古くから傷の手当てなど薬用に用いられた他、特に赤色のゼラニウムの葉の強い香りに「悪魔祓い」「虫除け」の効果があると言い伝えられていました。そのため、現在でもヨーロッパの街を散策しますと、窓際に赤い花を咲かせたゼラニウムの鉢植えが飾られている光景をよく目にします(魔除けの目的かどうかは分かりませんが・・・)
精油成分としてゲラニオール・シトロネロール・リナロールなどの成分が多く含まれているため、メンタルケアに役立つと考えられており、ゼラニウム精油は女性特有の精神的な不調の軽減、全ての肌タイプのスキンケアによく使用されています。
精油:ゼラニウム
学 名:
Pelargonium graveolens
英 名: Geranium
科 名: フウロソウ科 多年草
抽出部分: 葉・花
抽出方法: 水蒸気蒸留法
主産地: マダガスカル・フランス・エジプト
主成分: モノテルペンアルコール類
香りのタイプ: フローラル系
香りの特徴: グリーン&フローラルな香り
ノート: ミドル
※ 注意・禁忌 ※
・ 妊婦・授乳中のご使用はお控えください。
ゼラニウムと相性の良い精油:
「トップ」:柑橘系、ペパーミントなど
「ミドル」:フランキンセンス、ラベンダーなど
「ベース」:シダーウッド
♪アロマテラピーは医療行為ではありません。身体に何らかの異常がある場合は、必ず医療機関を受診して下さい。また、精油の注意事項を守って正しくご使用下さいますようお願い申し上げます。妊娠中、慢性的な病気の方など、身体の健康状態が気になる方は、医師や薬剤師などの専門家に相談の上、ご使用下さい。なお、ご不明な点などございましたら、京都かほ里までお問い合わせ下さい。