パルマローザは、北インド、ネパールの湿地帯に自生する1〜3mの草丈になるイネ科の多年草、葉はイネ科特有の細くて長い薄緑色の葉で、同じCymbopogon属のレモングラスやシトロネラの近縁種です。インドでは「インディアンゼラニウム油」あるいは「ロシャ」という名前でも知られています。パルマローザの『ローザ』は、Rose(バラ)から派生したようで、ゲラニオールや酢酸ゲラニルなどローズと共通した精油成分を持つことから、香りがローズに似ていることに由来しています。
開花期の8月〜9月には山野が一面に紫色を呈すことでも知られており、その地上部を刈り取り水蒸気蒸留したものがパルマローザ精油です。
パルマローザには心をリフレッシュ&パワーチャージする力があると言われています。また水分バランスを整え皮脂の自然な分泌を促すため、特に乾燥肌の方のスキンケアにオススメです。
精油:パルマローザ
学 名:
Cymbopogon martinii
英 名: Palmarosa
科 名: イネ科
抽出部分: 葉
抽出方法: 水蒸気蒸留法
主産地: ネパール・インド
主成分: モノテルペンアルコール類
香りのタイプ: フローラル・ハーブ系
香りの特徴: グリーン&フローラル調の香り
ノート: ミドル
※ 注意・禁忌 ※
・ 妊娠中のご使用はお控えください。
Blending Notes
精油は単品(一種類)でも楽しめますが、数種類をブレンドすることによって、お好みの香りを作ることが出来ますし、より高い効能が期待できます。
どの精油をどのような比率でブレンドすると良い香りが出来上がるか、どうぞご自身でいろいろ試してみて下さい。精油をブレンドする場合、まずは3種類のノートから一つずつ選ぶことからはじめてみては、いかがでしょうか?(慣れてきますと、香りや目的に合わせて、自由自在にブレンドできるようなります)ノートとは、精油の香りの揮発速度のことです。精油は種類によって成分が異なるため、空気に触れてから香り始めるまでの速さがそれぞれ違います。
ノートは
「トップ」「ミドル」「ベース」に分類されます。「トップ」は、揮発性が高くすぐ香りがしますが、香りの持続時間はとても短いです(柑橘系など)「ミドル」は、「トップ」のあとに広がります。(フローラル系、ハーブ系など)「ベース」は、他のノートが消えた後も、香りが持続します。(エキゾチック系、樹脂系など)なお作用を重視する場合は、あまりノートを気にする必要はありません。
パルマローザと相性の良い精油:
「トップ」:柑橘系など
「ミドル」:ゼラニウム、ラベンダーなど
「ベース」:イランイラン、サンダルウッド
♪アロマテラピーは医療行為ではありません。身体に何らかの異常がある場合は、必ず医療機関を受診して下さい。また、精油の注意事項を守って正しくご使用下さいますようお願い申し上げます。妊娠中、慢性的な病気の方など、身体の健康状態が気になる方は、医師や薬剤師などの専門家に相談の上、ご使用下さい。なお、ご不明な点などございましたら、京都かほ里までお問い合わせ下さい。